目次
無心の自分と向き合うとき
表現の根源にある「絵画」
作品図版（ヘンな人たち―たけしにとって人間はこう映る；どこかにある世界―頭の中にあるものを描く；枠を越える―平面から立体、コラージュへ；カネとオンナとクルマ―たけしが描きたくなる世界観；彫る。刷る。塗る。―版画を楽しむ）
枠から飛び出した作品たち
アートたけしクロニクル―制作の変遷を辿る
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
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『アートたけし展』図録。2012年に開催された『BEAT TAKESHI KITANO 絵描き小僧展』を観た人には、少し物足りない展示かもしれないが、収穫はたくさんあった。そもそも芸人には、歳を重ねても童心を宿している者が多くいる。その童心こそが、笑いを生む原動力としてあるのだが、今回展示された絵は、そんな童心のさらに手前に発生した無垢さや無邪気さを感じさせる。それを可能にしたのは、この絵達が、仕事ではなく、頼まれたわけでもなく、見せる目的すらもなく、ただただ好きで描かれたからだ。（つづく）2016/03/20
