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内容説明
ウィーン工房の設立から終焉までの約30年間の全活動を作品とともに紹介。
目次
年譜と作品
里帰りしたジャポニズム―ウィーン、日本、京都(フェリーチェ(=ウエノ)・リックス)
論考(「ウィーン工房1903‐1932」展開催に寄せて(ポール・アセンバウム)
ウィーン工房の経営史―波乱の末のアンハッピーエンド(エルンスト・プロイル)
「ウィーン工房」を読み解く日本の近代―あるいは、「方形=グリッド」が流れる「水」の空間が、何故に、「肌フェティシズム」へと輪廻転生していったかについての、ある装飾的精神の逸話(新見隆)
それモダニズムへの道―空間と平面の両義性(クリスチャン・ヴィット‐デューリング)
身近なところにある、ウィーン工房(宮内真理子))
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
にかの
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ウィーン分離派栄えし頃、ウィーン工房という企業があり、そこではモダンデザインの先駆けとなるようなあらゆる工芸品が作られていました。本書はパナソニック電工汐留ミュージアムで行われたウィーン工房をテーマにした展覧会の図録です。私は今までウィーン工房など知りもしなかったのですが当展覧会でとても気に入りました。シンプルなデザインは今に通ずるところがありながらレトロさも備えており、とても興味深い仕上がりになっています。これがきっかけでウィーン分離派に関する研究もはじめることになった、思い入れのある1冊です。2011/12/05