出版社内容情報
ビビさんのペットは大きなゾウさん。町の子どもたちはゾウさんが大好き。でも、大人たちはゾウさんが気に入らない。大きすぎてじゃまだという。家に必要なのは、ペットじゃなくて、高価な家具やお金や宝石だという。ゾウは動物園に連れていくように、と命令されてしまった。さあ、ビビさんはどうしたらいいのだろう? だれもが幸せに暮らせる町にするには、何が必要なのだろう?……イラン出身の作家が描く、おしゃれでカラフル、でもちょっと考えさせられる絵本です。
内容説明
ビビさんのペットはおおきなゾウさん。でもまちのおとなたちはゾウさんがきにいらない。どうぶつえんにつれていくようにいわれてしまった。だれもがしあわせにくらすためになにがひつようなの?
著者等紹介
ダルバンド,レザ[ダルバンド,レザ] [Dalvand,Reza]
絵本作家、イラストレーター。イランで生まれ、育つ。イスファハーン芸術大学卒業後、テヘラン大学でイラストレーションを学ぶ。さまざまな年代の読者に向けて30作以上の作品を発表している。2017年『キリンのスパゲティとかめさんサラダ』で、おおしま国際手づくり絵本コンクール最優秀賞受賞。現在はアメリカ在住
せなあいこ[セナアイコ]
絵本や物語の翻訳にたずさわる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
126
表紙絵に魅かれて読みました。 イラン出身の作家が描く、お洒落でカラフル、でもちょっと考えさせられる絵本でした🐘🐘🐘 https://www.hyoronsha.co.jp/search/9784566081031/2024/09/10
Mayuko Kamiwada
6
ビビさんはゾウを飼っている。毎日、お散歩に行ったり、読み聞かせをしたりと素敵な時間を過ごしている。けれど、街の人々はよく思っていない。あるとき、ゾウを追い出そうと計画をたて実行にうつそうとし・・・。ビビさんとゾウが互いに思い合っているのがよく分かった。きっと子どもたちもその雰囲気が居心地がよかったことが理由で遊びに来ていたのだと思う。街の人たちの言い分はビビさんとゾウのためではなく、自分たちのための言い分であり途中苦しくなったけれど、ビビさんとゾウの存在の大きさをラストでは知ってもらえてよかった。2025/05/16
らんどるる
4
図書館本。かわいい華やかな絵。ゾウがペット!大人たちには迷惑でしかない、役にたたないペットだと言われ、追い払われることに。でも、いざビビさんとゾウがいなくなると…ひろいこころをもてたらかえってくる、のでは、と。(3分半)2025/03/11
NOYUKI
2
世知辛いテーマだなあ。ゾウさんが何の比喩なのかわからないけど、わたしはこれを読み聞かせする気はないなあ。発想がそもそも貧しい気がする…素敵な絵だけれども。 2024/12/09
チタカアオイ
1
【図書館】2024/11/04