出版社内容情報
風がまわる竜巻。ふきすさぶ雪や氷。燃える森。あれる海――。
気候の変化にともない、子どもたちも今までにない異常気象にさらされ、ときにこわい思いをしています。本書は、竜巻、吹雪、山火事、台風をとりあげ、家族が災害にそなえ、脅威のさなかでもあたたかな生活をおくり、力強く回復するすがたをえがきます。
しぜんは ちからづよくて、いきいきしている。
でも、わたしも ちからづよくて、いきいきしている。
自然の力に畏敬の念をはらうと同時に、脅威はやがて去る、そして、「わたしたちもまた自然と同じように力がある」とはげまします。
巻末に、気象についての解説付き!
内容説明
気候の変化にともない、子どもたちも今までにない異常気象にさらされ、ときにこわい思いをしています。本書は、竜巻、吹雪、山火事、台風をとりあげ、家族が災害にそなえ、脅威のさなかでもあたたかな生活をおくり、力強く回復するすがたをえがきます。自然の力に畏敬の念をはらうと同時に、脅威はやがて去る、そして、「わたしたちもまた自然と同じように力がある」とはげまします。
著者等紹介
まつかわまゆみ[マツカワマユミ]
翻訳家。英米の絵本・物語の翻訳を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒラP@ehon.gohon
24
竜巻、猛吹雪、山火事、台風、どれもその猛威の前には怖さしかありません。 その自然災害も、通り過ぎていくものだと、達観したら勇気も湧いてくるのかも知れません。 あっけらかんと、猛威が去ったあとの姿に前向きさがあって、拍子抜けするくらいに穏やかでいられる絵本です。 自然とともに生きるって、こういうことなのですね。 文章とフィットした絵が素敵です。2023/03/01
みよちゃん
13
あらしは国によって違う。オズの魔法使の様なあらし、竜巻。吹雪の凄さは雪国に、でもブリザードほどには。山火事の凄さは、カリフォルニアでニュースを見て驚く。台風は多くの爪痕を残して行く。日本の怖いもの、地震、雷、火事、親父と言われるが、地震が一番怖い。2023/06/18
あおい
12
竜巻、ブリザード、山火事、台風…自然災害は起こる。怖い思いをすることもあるけれど災害にしっかり備え楽しく過ごせるように。気象についての解説もあり。2023/05/22
遠い日
9
昨今洋の東西を問わず、わたしたちは異常気象に脅かされることが多くなっています。竜巻、豪雪、山火事、台風、手立てのない地球規模の災害に対面しながら、まさに生き延びている体のわたしたち人間。 そんな脅威を振りまく自然とも人間は折り合いをつけながら生きていく。そのさなかには怯え、凌ぐしかなくとも、わたしたちは何度でも立ち上がり、粘り強く修復を試み、また暮らしをやり直す。自然と拮抗する力があるのだ。いっとき悲しみに沈み、苦痛を覚えても、一歩を踏み出すわたしたち、なかなかのものじゃないか⁉︎2024/01/10
まる
5
日本語のタイトル『あらしとわたし』 英語のタイトル『I am the storm』 内容から日本語のタイトルになる読みなのはわかるのですが 『わたしはあらし』のほうが、多様な読みができるように思いました2023/04/15