内容説明
ショセットさんは、うちのとなりにすんでるおばあさん。まいにちやることがきちんときまっているんだよ。だけどこのごろ、なんだかあやしいことをしてる。まさか…ショセットさんってどろぼうなの!?―ショセットさんとおとこのこのやりとりをえがいたこころにしみるフランスのおはなしです。
著者等紹介
クレマン,ロイク[クレマン,ロイク] [Cl´ement,Lo¨ic]
1981年ベルギーのブルージュに生まれる。書店員、文芸評論家、司書など、本に関わる仕事を経験したのち、大人と子ども向けのコミック、絵本の文章を手がけている
モンテル,アンヌ[モンテル,アンヌ] [Montel,Anne]
1988年フランスのナントに生まれる。イラストレーター、グラフィックデザイナーとして活躍。コミックや児童書の仕事も多い
石津ちひろ[イシズチヒロ]
絵本作家、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
47
泥棒した理由も分からなくはないけれど、やっぱりそこはダメだと思う。それがなければ、絵もストーリーも好きなんだけどなぁ。特にインテリアが好き。ショセットさんのような老後にも少し憧れる。2021/03/31
陽子
22
不思議な隣人のおばあちゃん、 ショセットさんをみつめている「ぼく」。いつも同じルートで同じ時刻に犬のダゴベールを連れてショッピングカートを引いてお散歩。「きまりきった まいにちのせいかつを ものすごくだいじにする〜世の中がどんどんかわっているからこそ、そんな暮らし方をみているとほっとする」と言うママ。けれども、ある日ショセットさんに起きた異変。それは悲しいこと。「ぼく」の学んだラストは綺麗。しかし。すっきりせず。それは‥。いかなる理由があってもショセットさんの行為は共感しきれない。良い言葉に反する矛盾が。2020/03/03
杏子
11
第66回西日本読書感想画指定図書中学年向け。2022/04/18
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
11
お隣に住んでいるショセットさんというおばあちゃんは、コーギー犬のダゴベールといつも一緒。毎日の日課が決まっている。ところがある日、いつもとは違うショセットさんの姿をみて気になったぼくは、ショセットさんの後をつけると…。気持ちはわかるけど、泥棒はダメでしょ!いい話なのにもったいない。2021/04/17
けいねこ
8
規則正しい生活を過ごすお隣さんが、いつもと違うことをしたそのわけは。愛するものを失う悲しみ、一歩踏み出すことの意義を教えてくれる、ちょっと不思議な感覚のお話。2022/10/16
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