内容説明
戦争って、なんだろう?どうして、おこるの?どうしたら、やめられるの?子どもたちに、できることは?世界中でおきている問題を、みんなで考えていくシリーズ。
著者等紹介
スピルズベリー,ルイーズ[スピルズベリー,ルイーズ] [Spilsbury,Louise]
大学で英文学を学び、教育書の出版に携わる。後、作家として独立。200冊を越える児童書の作家として活躍している
カイ,ハナネ[カイ,ハナネ] [Kai,Hanane]
ベイルート、ノートルダム大学で学ぶ。レバノン人のイラストレーターであり、グラフィック・デザイナー
大山泉[オオヤマセン]
東京外国語大学英米語科卒業。出版社勤務を経て、現在、児童書の翻訳に携わる
佐藤学[サトウマナブ]
学習院大学文学部教授・東京大学名誉教授。教育学博士。ハーバード大学客員教授、他。全米教育アカデミー会員。日本学術会議第一部前部長。日本教育学会前会長。アメリカ教育学会名誉会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
美紀ちゃん
69
戦争についてわかりやすく書いてある絵本。 なぜ戦争が起こるのか? どういう風に戦争が始まるのか? 戦争を終わらせるにはどうしたら良いのか? 争いにならないようにするために。 大切なことは? 自分はどんな手助けができるか? など、世界に目を向けるきっかけになりそうな絵本。2021/06/08
zero1
53
本書は世界人権宣言から始まる。我々は何故、争う?戦争とは?テロとは?戦争になれば難民が出る。学べず働けない。慈善団体の存在。人の数だけ意見があり他者を理解しないと争いが発生。基本ルールを作り守ることの大切さ。今後も日本は【戦争しない国】であり続ける?📚️紹介されている「ボタン穴から見た戦争」(アレクシェービッチ)は読まなければ。✴️ロシアのウクライナ侵攻が終わらない今。本書の価値はある。戦争に対し我々に何が出来るか(後述)。2023/08/27
ヒラP@ehon.gohon
34
この70年間に、196カ国の中で戦争をしなかったのは8ヵ国だけということに驚きました。 その中に日本が入っているそうです。 それだから、世界各国で起きている戦争や内戦に対して、緊迫感がないのでしょうか。 それにしても、この本で戦争が起きないしくみ、戦争を終わらせるしくみを理解できても、現実的にどうすれば戦争が終わるのか、ウクライナで起きていることの前に、無力感を覚えてしまいました。 核を所有していることを誇示する狂気の前で、この本はどうしたら意味を持つのか、考え込んでいます。2022/03/20
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
16
全8巻の中の1冊。争いはなぜおこるのか。渦中の人々は?テロ行為とは。支援をする人々。争いをやめさせるには、争わないようにするためには。誰もが争い・戦争をするべきではない!やめるべき!と思っている。戦争を起こす人々以外は…。2022/05/12
遠い日
12
「今、世界はあぶないのか?」シリーズ1。争い、戦争、テロ、それによる難民の発生と、生命の危機。理解し合い、助け合うことの方策。犠牲になる人々の半分は子どもだ。佐藤学さんの解説にも心を打たれました。「戦争が平和をつくりだしたことがあったでしょうか」ということば。そして、「世界から紛争や戦争をなくすために、子どもにできることは何か」と、諦めたり逃げたりしない姿勢の強さに、よい世界を作っていこうとする本気さを感じます。2017/12/11