出版社内容情報
長年、学校図書館整備のために尽力してきた著者が、教育の現場でもデジタル化が進む昨今、デジタルと紙の本の併用が大切と説き、読む力がいかに子どもたちの生きる力を育むかを熱く語る。学校図書館法公布70年目の2023年に、学校図書館と図書館司書の使命・重要性をあらためて考察する待望の書。
内容説明
議員政策秘書、文字・活字文化推進機構専務理事として活動してきた著者が、「先にデジタル教科書あり」の教育行政の問題点を明らかにする。紙の教科書との共存、読書の重要性を強く訴え、学校図書館と学校司書の可能性を語る、渾身の一冊!
目次
第1章 学校図書館の使命と可能性
第2章 改革の鍵を握る学校司書の仕事
第3章 本をひらくと新しい世界がある
第4章 ハイテク企業のトップは、なぜ、わが子からスマホを遠ざけるのか
第5章 データ資本主義とビッグ・ブラザー
第6章 IT企業がリードする学校教育
第7章 国語力は人生のすべての基本
第8章 読むとき、生きる力が育つ
第9章 壁の文化を壊すバリアフリー
著者等紹介
渡辺鋭氣[ワタナベエイキ]
1943年長崎市に生まれる。学校図書館整備推進会議相談役。商船会社を経て、1968年旧日本社会党本部に入職。新聞記者、国際企画委員会事務局長、政策担当中央執行委員、企画調査局長を務める。1996年から衆議院議員政策秘書。2007年公益財団法人文字・活字文化推進機構設立に参画、専務理事に就任。21年任期満了退任。子ども読書年国会決議文、子どもの読書活動の推進に関する法律案、文字・活字文化振興法案、国民読書年国会決議文などの立案づくりに参画する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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はなびや