内容説明
大阪国際児童文学振興財団が選書した、読む力をのばす本と絵本200冊。公共図書館司書、学校図書館司書、児童文学研究者、書店員など、子どもの本に関わるエキスパート65名が読みどころをしっかり紹介。読み聞かせから一人読みへ「役立つコラム」が10本。巻末に、ブックトークや本の紹介に使える「キーワード索引」つき。子どもの読みたい気持ちによりそった待望のブックガイド。
目次
1章 自分で読んでも読んでもらっても楽しい本―短めで絵がたくさん入っている本
2章 ことばっておもしろい!―詩、ことば遊び、なぞなぞの本
3章 絵本で楽しむお話の世界―お話絵本、絵童話
4章 知りたい気持ちを応援する―ノンフィクションの本
5章 語り継がれ、読み継がれてきたお話の力―昔話、神話、落語などの本
6章 短いお話を少しずつ―短編集いろいろ
7章 1冊読めば、つぎつぎと―シリーズ本いろいろ
8章 物語のおもしろさに入りこむ―1冊通してひとつのお話
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かおりんご
21
読み聞かせから、一人読みに移行するには、どんな本が最適か。それを教えてくれる一冊です。どれもこれも気になるので、片っ端から読む予定。知らないものは勧められませんから。2019/09/30
ヒラP@ehon.gohon
19
大人が子どもに読ませたい本のリストとして、ちょっと教育的で、上から目線のガイドブックのように思います。 その意味では、そつなく多面的に児童書を網羅しているように思います。 気になるのは、一人で読めるまでを期待していいのかどうかというハードルの高さです。 子どもが自ら興味をもって本好きになるためには、理屈ではなく子ども自身の発掘力ではないかと思うのです。 この本をチェックして、子どもに読み聞かせや、本を与えるために大人に対してのガイドブックではないかと思いました。 2023/03/18
しろくま
16
読み聞かせから一人読みを始める子におすすめの本が紹介されています。古典から最近のもの、海外の翻訳本が多い印象。アジア、イスラム、アフリカの本を小さい頃から読んだ経験があれば、様々な文化を知ることができ、多様な価値観を得ることができそうですね。読みたい本がたくさんありました。読むぞ~。2020/09/22
はる
12
すっかり本が大好きになった息子ですが、絵本の次に何を選んだらいいか迷走中でして。かいけつゾロリやどっちが強い、サバイバルシリーズは大好きな息子ですが、そればっかりでは味気ない。もっと童話にも触れて欲しいと思いこちらをチョイス。読んでみたいと思うものが沢山でメモメモ。途中のコラムも興味深く読みました。2023/03/20
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
11
読み友さんから教えていただき、図書館で借りれました。一人読みや、絵本→児童書へ案内する幼年文学がたくさん載っています。『小学生はこれを読め』以来欲しかった内容なので嬉しいです。新たな本との出会いが沢山ありました。記入漏れや読んだのに内容を忘れていたものも多々ありましたが(;^_^A2019/08/24