出版社内容情報
「何かが大切になれば、それが弱点になる――」
心臓を差し出すまで、あと三週間。華やかなステージの裏側で、次々と謎が明かされる!
妖怪島の権力者・ヘドンを救う治療薬として心臓を狙われるシア。代わりとなる薬草探しに奔走するなか、親友ジュードに案内されたのは、誰も近づかない「リディアの部屋」だった。そこで見つけた一冊の日記帳。綴られていたのは、女王の娘として生まれながら母に捨てられ、絶望の果てに「魔物」に化してしまった少女の、あまりにも悲しく衝撃的な過去――。
一方、冷酷な悪魔ハーツはシアの仲間を盾に、彼女を密室の劇場へと誘う。吸血鬼による魅惑の催眠術、ハサミの手で魂を揺さぶる旋律を奏でる元海賊のピアニスト、クモの足で妖艶に舞うバレリーナ。繰り広げられる妖怪たちの華やかで摩訶不思議なステージに魅了されるが、終演後、ハーツは非情な警告を突きつける。「何かが大切になれば、それが弱点になる」。観客の消えた劇場で、四方八方から矢が仲間たちを狙っていた。
そして、ハーツから命じられた次なる試練は、レストランでの「給仕」にたった一人で挑むこと。そこでは先ほどまで喝采を浴びていたスターたちが、厳格な上司としてシアを待ち受けていた。「仲間を頼るな」「クモの巣を切るな」「ピアノに触れるな」――。破れば即、クモの巣に絡め取られて命を失う過酷なルールのなか、シアは妖怪たちが集うレストランを生き抜くことができるのか? シリーズ第2弾!
失った夢、隠された過去。交錯する想い。
【目次】



