内容説明
母さんが死んで一年にもならないのに、父さんが再婚した。とびきりの南部美人と。映画『風と共に去りぬ』を思わせる屋敷で、十七歳のノアがさぐりあてた想像を超える事実とは…?傑作ミステリー、待望の改訳新版。
著者等紹介
ダンカン,ロイス[ダンカン,ロイス][Duncan,Lois]
1934年ペンシルベニア州生まれの作家。10歳のときから雑誌に投稿を始める。絵本からヤングアダルトまで著作は多数
佐藤見果夢[サトウミカム]
1951年、神奈川県生まれ。明治大学文学部卒業。公立図書館勤務ののち、絵本や児童書の翻訳にたずさわる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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星落秋風五丈原
18
割とストレートなホラーでした。ポーの一族っぽかった。吸血鬼じゃないけど。2022/07/01
さんがつ
3
児童書ミステリー。1985年なので、ディスコやらレコードやらテープやらが出てくるし、プランテーション、黒人奴隷、ブードゥー教を要素に一夏の出来事をティーンの女の子視点で語る。最後はそれでいいのか!?と思ったけど。2017/05/25
とりぞう
3
よくある時間モノのひとつ。テーマとして面白いからいろいろな本が出てくるのは良いんだけど、敢えて本書を手に取るべきかというと疑問。よくあるジャンルのよくあるストーリーになってしまった。2010/10/07
にま
3
父親の再婚相手の女性と2人の子どもたちと、ひと夏を過ごすことになったノア。どんどん怪しい空気が満ちていく感じが自然でよかったです。最後はちょっと意外な展開(妹に関するあたり)と物足りないような締めくくりでしたが、YAだからいいんでしょうね。ともあれ、おもしろかったです。2010/10/07
手のりクジラ
3
父親の突然の再婚。とても良い人達に見えるのに、時折どこか謎めいて不可解な様子を見せる新しい母親とその二人の子供。と、とっても魅力的なサスペンスでした!でも継母たちの正体がなんとなく想像できてしまったので、もっと謎でひっぱってほしかったです。でも面白かった2010/09/04