内容説明
クリスマス・イブが待ちきれないウォートンは、昼の時間があっという間にすぎるようにと、池に、スケートに出かけました。けれど、帰りに、道にまよってしまい、おまけに雪がふってきました。ウォートンは、同じように道にまよったモグラのモンローと、ふぶきの森の中をあちらこちら。そのうち洞穴を見つけて、「ヤ…ヤ…ヤッホー!」ところが、そこに住んでいたのは、大きな、大きな…。
著者等紹介
エリクソン,ラッセル・E.[エリクソン,ラッセルE.][Erickson,Russell E.]
1932年、アメリカのコネティカット州ハートフォード生まれ。高校卒業後、写真工房の技師、活字工、石版画家などを経て、1974年に『火曜日のごちそうはヒキガエル』(評論社)を発表。世界じゅうで絶賛を浴びる
フィオリ,ローレンス・ディ[フィオリ,ローレンスディ][Fiori,Lawrence Di]
1934年、アメリカのペンシルヴァニア州ピッツバーグ生まれ。フィラデルフィア美術大学を卒業後、美術教師を経てイラストレーターとして活躍
佐藤凉子[サトウリョウコ]
1947年、北海道生まれ。北海道大学文学部、図書館短期大学別科卒業。公立図書館長、児童センター館長などを経て、現在、子どもと読書のコーディネーター&ストーリーテラー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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KAZOO
120
ヒキガエルとモグラが雪に閉じ込められてしまって熊の寝ている洞穴へ、ということで話が始まります。クリスマスのシーズンということで早く帰りたいけど帰れない2匹は熊を起こして、どうにかこうにかクリスマスに間に合います。熊もクリスマスを祝うということで、すべて出てくる動物がやさしい心を持っているという楽しい物語です。2016/08/27
pocco@灯れ松明の火
12
図書館(読友紹介本):クリスマスイヴが待ちきれないウォートン。雪の中で出会ったモグラのモンローと二匹は迷子に。イブまでに家族に会えるかどうか。2011/08/16
kazu_tea
8
ウォートンとモンローが協力し合う様子は朗らかで、クマとの会話は緊張感が。初めは荒々しいクマの変化が興味深かったです。ポーゴーという乗り物が面白い。2014/12/25
M2
7
クルミの殻でスケートを作っちゃうって相変わらず手先が器用なウォートン。そしていつもながらの行動力とポジティブ思考に感心。モートンのお料理は毎回とても美味しそうだけどできれば食材の詳細は控えてほしいかも(笑)ところで今回のゲスト、クマさんがやたら可愛かったです。なんだかんだで親切だし(しかもツンデレ属性?)。ぬくぬく冬眠してるところを燃やされて鼻を蹴飛ばされて大声で歌われて起こされたら誰だって不機嫌になるよね。それでも楽しいクリスマスを過ごせてよかったです。2012/07/01
timeturner
4
クマの愛らしさに胸きゅん。それにしてもあの食糧貯蔵庫はうらやましすぎる。リスのお母さんもモグラのお姉さんもグッジョブだった。2018/09/12