出版社内容情報
いごこちのいい玉座にすわって詩を書いたり、読書をしたり、退屈すると人間をからかいにでかけたり。どことなくユーモラスな悪魔についての10の物語 小学校中学年~
内容説明
恐ろしい地獄の王・悪魔。でも本当は、いごこちのいい玉座で詩を書いたり読書をしたり、人間をからかいに出かけたり、いたずらずきで、どことなくユーモラスな悪魔大王。ちょっぴりこわくてウィットあふれる10の短編集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鯖
11
児童書。民話っぽくて面白い。「口利き薬」「木の実」「めぐりめぐって」が特にいい。悪魔もだけど、人間はもっともっとたくましい。2014/11/24
スー
2
悪魔の少しぬけてるところが愛らしかった。 でも、いたずらは困る。2016/05/25
ドラン3世
1
悪魔ってなんだか好きになってきたな。どこか抜けてて、でも頭も良くて、嫉妬したり、諦めたり…天使のような善のかたまりは、雲の上の人という感じで、悪魔の存在はあまりにも人間臭く、親近感が沸いてくる。「完全な女の子」がおもしろかった。まさか、あんなオチでくるなんて。「木の実」もいい。人間が悪魔に口で勝つとなんだかうれしい。2014/06/06
noyuna
0
人間っぽい?悪魔の物語。 先に同作者のグリム再話「あいててて」を読んで面白かったので、この本を読んでみました。 グリム童話の中に悪魔は仕事から帰ってきて~というくだりがあるのですが、なるほど、こちらの本には悪魔の仕事っぷりが書かれています。子供受けはあまりしないかも・・・。2017/06/26
ソーナノ
0
(10話) ⇒もう一つの悪魔の物語2010/05/05