出版社内容情報
グリム兄弟の古典的名作『しらゆきひめ』が、世界でも有数の刺繍芸術家ベリンダ・ダウンズの、繊細なすばらしい刺繍イラストで新しくよがえりました。美しくカラフルな刺繍に心うばわれるおしゃれで華麗な物語絵本。贈りものにもピッタリです。 小学校中学年~
著者等紹介
ダウンズ,ベリンダ[ダウンズ,ベリンダ][Downes,Belinda]
世界でも有数の刺繍芸術家。近年、児童向けの本のイラストレーターとして、急速に人気を高めつつある。しばらくオランダで暮らしていたが、現在は、イギリスのブリストルに、夫や幼い二人の子どもとともに住んでいる
エイキン,ジョーン[エイキン,ジョーン][Aiken,Joan]
現代のイギリスで最も尊敬されている児童文学作家の一人。ガーディアン賞などを受賞し、数多くの長編や短編が、世界中で翻訳・出版されている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
どあら
22
図書館で借りて読了。とにかく刺繍とアップリケの絵が素敵で、見ていて飽きないです😄 普通の絵本よりページ数も多いから、大変だったんだろうな〜。2020/08/19
sui
22
刺繍で描かれた白雪姫。ページをめくる度に、細部までじーーっと見入ってしまう。ほぼランニングステッチで、彩り豊かな様々な模様の布を縫い付けて描かれているんだけど、構図や色使いも素敵。白雪姫のお顔はあまり好みじゃなかったけど、お話の終わり方が良かった。珍しく白雪姫の父である王様が出てきます。そして、小人は小人っぽくなかったかな?2017/02/22
たまきら
18
オタマさんが「きれ~い♡」布と刺繍による童話の展開が素敵です。こういうまま母の最期もあるんですねえ。2017/12/09
小夜風
18
【図書館】こんなに素敵な絵本なのに登録数が少なくてビックリ!刺繍で描かれた挿し絵はもちろん、エイキンの再話が見事です。魔法の鏡の描かれ方が凄く面白いと思いました。だって、鏡はお妃が嫌いなんですって。あぁそうか~って物凄く府に落ちちゃいました(笑)。お妃の最後も残酷になり過ぎず、それでいて納得出来る感じでした。終わりに白雪姫を助けた狩人や白雪姫のお父さんが出てくるのも良かったです。2015/04/02
ヒラP@ehon.gohon
14
刺繍で縫われた物語です。 7人の小人が7人の兄弟に置き換わっています。 「しらゆきひめ」でありながら、雰囲気の違いを楽しみました。 何より物語の最後に驚きました。 砕け散った魔法の鏡の破片が、本当の持ち主の魔法使いの手元に戻るという件には、オリエンタルな雰囲気を感じます。2018/08/19