出版社内容情報
魔力を失い木の中に閉じ込められていた、年老いた魔法使いアルビカンを、村の少女マロリーが見つけ助け出した。でも、この魔法使いは自由に魔法が使えない。呪文を間違えてガチョウになったり、馬に変身するつもりがシカだったり…。そこにあくどい地主スクラップナーが登場。マロリーと魔法使いに、つぎつぎと恐ろしい事件がふりかかる…。アルビカンは、魔力を取りもどせるのか…? 小学校高学年~
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あーさん☆転スラ·薬屋·本好き·魔導具師ダリヤ続々アニメ最高です!!(≧▽≦)
23
中学で読んだ本。表紙に釣られて。
道錬
1
おとぎ話を否定しまくるやり取りが面白い。魔法に頼っても立場を逆転させるような大きなことはもともとできないということを一貫しており、そのうえでどのように物事が解決されていくのかが全体の背景だと思う。2016/10/28
kodomiru
1
ロイド・アリグザンダーおもしろい。タランシリーズは中世ですが、これは18世紀。これだけ真っ向勝負で遠慮がない児童文学を久々に読みました(といっても最近絵本が多かったから)のっけの始まりは白ゆきと紅ばらみたいなのに、根性悪い女将やいじくそ悪い森番やこれでもかと悪党の地主やどこまでも思いきれない意気地がない主人。そして向こう見ずな主人公マロリーと魔法が使えないよぼよぼの老人魔法使い。殺人はどんどん起こり根性悪も最高潮に達したときになんと奇跡がおきる。これはすごくおすすめ本2014/09/27
Mr.M
1
「おまえ、ほんとうに価値のあるものが、ただねがうだけで手にはいるなんて、まじめに信じておるのかね?」 ちょっとした名言集のようなお話でした。上手く魔法が使えない魔法使いのおもしろさもありますが、なにより数々の言葉に目を奪われます。特に、主人公との別れの言葉が印象に残りました。自分の旅を生きる。誰かの物語の脇役となるのではなく、自分自身の物語の主役となる。当然のことですが、はっとさせられました。良い作品ですので、是非読んでもらいたいです。2011/10/21
cecilia
0
自分も夢見がちなところを反省。2010/03/23