出版社内容情報
雪がまい、風があれくるう午後、農夫ブッチャーが掘り出したものは…? ローマ時代の貴重な埋蔵品をめぐり、人間の純真さと貪欲が、鮮やかに浮き彫りにされる。実話をもとにしたダールの人間喜劇に、ステッドマンがダイナミックな魅力あふれる見事な挿画を付けた〈豪華愛蔵本〉。 小学校中学年~
内容説明
1946年、アメリカの雑誌のために短篇小説を書いて生計を立てていたとき、ロアルド・ダールは「ミルデンホールの宝物」という実話を書きました。サフォーク州の耕作者であるゴードン・ブッチャーという男が耕作中に、イギリス未曾有の貴重な埋蔵物、すばらしくうつくしい、ローマ時代の価値ある銀器を発見したという話です。自分の発見の意味を悟らなかったので、彼はだまされて巨額の報奨金を受け取る機会をフイにしてしまいました。人間の純真さと貪欲さがむきつけに対照され、描きだされている、この「ミルデンホールの宝物」をこのたび、ラルフ・ステッドマンの見事な挿絵を付して世に送り出すことになりました。豪華な挿絵でおくる、ダールの人間喜劇です。
著者等紹介
ステッドマン,ラルフ[Steadman,Ralph]
ウェールズで1936年に生まれる。ハンター・S.トムソンの「Fear and Loathing in Las Vegas」をはじめ、多くの本の挿絵を描いている。彼自身の本に「Between the Eyes」「America」「Sigmund Freud」「I Leonoardo」「Tales of the Weird」がある。フランシス・ウィリアムズ挿絵賞やWHスミス挿絵賞をふくむ多くの賞を得ており、American Institute of Graphic Artsによって1999年度の最優秀挿絵画家に選ばれている
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