出版社内容情報
少年ビリーは草原で二羽のフクロンを手に入れた。それから、犬やハトやウサギやヘビ、ネズミたちなど他のペットたちとの、大騒ぎの毎日が始まったー。 小学校高学年~
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おはなし会 芽ぶっく
11
12月予定の4・6年生のブックトーク授業【テーマ 冬休みに読んでみよう】用に選書。実話に基づいたおはなし。カナダの大平原に住む3人の少年たちは、巣から落ちたミミズクのひなに、クフロと名づけてペットにします。更にいじめっ子たちにやられていたもう1羽のメソ(メソメソしているので)もペットにします。ひなから一緒の2羽は、自分をミミズクと思っていなくて空も飛べません…。2019/11/04
Incisor
3
ミミズクがこんなにも個性がきわだっていて、感情が豊かだなんて、発見の連続たった。カナダの広大で美しい自然の姿と、強い絆をはぐくんだミミズクたちとの生活を、映画をみているように読むことができた。2022/06/22
獣狼ZAKI
2
二羽のワシミミズクが可愛い。発行した時期を確認するとまだバブルで景気が良かった頃だからこそ様々な動物を飼うことができたんだと思う。ましてワシミミズクだなんて日本ではコノハズク、アオバズク、トラフグス、シロフクロウ、コミミズク、シマフクロウたちだけなので羨ましい限りです。彼等の野生の仕草や見ているだけでも飽きない。逆に生き様で勉強にもなるのでよい書籍だと思う。飼いたいな…。ふくろうなのに野菜とか…でも鳶も雑食だからネズミだけとは限らないんだね。2013/06/22
ぱせり
2
輝くような大自然。その環境を当たり前のように享受しつつ、様々な動物達と生活し、良い仲間達とともに草原でジリスや野ねずみ、へびを捕まえたり、川岸の洞穴でキャンプ中、コヨーテのなき声を聞きながら、太古に思いを馳せて心ざわめかせたり・・・フクロウを家族のように自由に家の内と外を出入りさせ、自転車にとまらせて街を走り回ったり、・・・そんなふうに過ごした作者ファーレイ・モワットの少年時代の物語。2009/03/18
ココねこ
0
スターリングの「あらいぐまラスカル」を彷彿とさせる。フクロウの犬に対するいたずらに笑える。こんな子ども時代を過ごせたらいいなあ。2013/07/31