出版社内容情報
もぐらのモールくんは、すからおちたひなどりをみつけて、家につれかえった。いっしょうけんめいせわをして、かわいがった。でもモールくん、やせいのことりは、ペットにはなれないんだよ…。ほんとうに愛することとは? 幼児~
内容説明
モールくんは、すからおちたひなどりをみつけて、いえにつれてかえることにしました。でも、やせいのことりはペットにはなりません…。何かを、またはだれかを本当に愛するということは、あいてにとっていちばん必要なことをしてあげること。たとえ自分にとって、それがどんなにつらいことでも…。この心あたたまる美しい絵本は、そんな思いを読者に語りかけてくれます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おか
70
あいしているから 側にとどめておきたくなる あいしているから 飛び立たせる、、、とっても単純だけど とっても胸打たれる絵本でした*\(^o^)/* 私も 愛おしい孫達を 抱きしめてばかりいないで いつか この絵本のおじいさんみたいに 良き方向へ 導けるようなおばあさんになろーっと(๑>◡<๑)2017/10/23
たまきら
36
愛しているってどういうことだろう。徐々に色々と考える時期になってきたかな?去年子猫が25匹も来たけれど、かわいくてたまらない子も手放すときに一切泣かなかった娘。「うちは二匹を幸せに飼うのがやっと」ということが理解できた彼女をすごいと思う。たまたまモンスターホテルという最愛の娘を118年城から出さなかったお父さんのアニメを見たので、タイミングも良かったのかな。2020/02/21
Shoko
26
図書館。あいしているから。大好きな相手のことを本当に考える時、どうするべきかに気づくモール。相手のことを思うからこその選択がある、と教えてくれます。「あらいぐまラスカル」を思い出しました。2018/01/21
スプーン
24
再読。恋の束縛に気付く主人公。恋は小我、愛は大我。なかなか愛まではたどり着けない。2018/01/07
小夜風
23
【図書館】モールくんは巣から落ちた雛鳥を見つけます。「ぼくのペットだ」と主張しますが、野生の小鳥はペットにはなりません…。本当に愛することは、相手の気持ちを思いやること…小さな子どもにもとても判り易く書いてあって、それでいて説教臭くなく、ストンと胸に落ちてくるのが良いなって思いました。子どもにキラキラネームを名付けたり、ペット扱いしてるような親御さんに読ませたい。2014/12/17