出版社内容情報
べスはぼくの親友で、パパの仕事をたすける牧羊犬。ある雪の日、夜になってもべスがかえってこない。雪はどんどんはげしくなり、ぼくは心配でベッドにはいってもねむれない。すると、外でなにか声がきこえて…。かしこくゆうかんな牧羊犬べスの、嵐の夜の冒険。 幼児~
内容説明
ベスはぼくのしんゆうでパパをたすけるぼくよう犬。あらしの夜ベスがいなくなっちゃった!ベス!いったいどうしたの。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mntmt
23
地図があるから、シリーズにしないともったいないと思いました。2017/04/05
sui
20
雪が降り嵐の気配を感じて、姿が見えなくなってしまった牧羊犬のベスを残し、家に戻ったパパとサム。ベスのことを「役立たずのバカ犬だ」と言い切るパパだが、サムはベスが心配でたまりません・・・。家に帰ってからの家族の様子と、ベスの様子が同時進行で描かれている珍しい絵本。人間がお風呂で温まりぬくぬく過ごす中、吹雪の中でのベスの姿には胸が熱くなる。犬って人みたいに言い訳なんてしないけど、人みたいに狡くもない。ベス、本当に偉かったね!2016/12/23
紅花
8
「お父さんもお母さんも分かってない!」と娘の第一声。行方不明になった牧羊犬のベス。吹雪の中自分の仕事に忠実なベスと、それを知らなずに、温かい家の中に居る人間が同時に描かれている。文章は人間側だけで、牧羊犬の説明は一切無い。だけど、緊迫した状況は絵を見れば明白。読み手まで切羽詰まってくる。ステキなおまけの付いた結末にホッと胸をなでおろす。2015/05/11
kazu_tea
6
吹雪の中、帰ってこない犬のベス。心配する家族と、ベスの行動が同時進行する絵の構成が良かったです。2015/03/30
遠い日
6
ドラマティックな展開にどきどき。大雪に降りこめられる夜の、心配事。人間の自分に都合のいい解釈と判断、牧羊犬ベスの懸命な行動が対比されて、みごとなお話になっている。最後の幸せな場面も印象的で、もう一つの感動が待っている。2014/04/28