内容説明
夜の女王から、ザラストロの国にとらえられている娘のパミーナ姫を、救い出すようにたのまれたタミーノ王子。魔法の笛をあたえられ、ひょうきんもののパパゲーノをおともに、ザラストロの国に、乗りこんでいく。ところが、あらわれたザラストロは、夜の女王こそ、はらぐろい悪者だという…。おまけに、パミーナ姫を救い出すために、かずかずの試練をあたえた。はたして、タミーノ王子は、ぶじにパミーナ姫を救い出せるかな。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
58
絵本。1991年刊。読み聞かせ17分。タミーノ王子が大蛇に襲われた時、3人の侍女が救ってくれた。夜の女王から、ザラストロ王の城に閉じ込められているパミーナ姫を救って欲しいと頼まれたタミーノ王子は出かけていく。陽気なパパゲーノをお供に、魔法の笛と魔法の鈴を持って城に着いたタミーノ王子は、試練を与えられる。パパゲーノも恋人パパゲーナに出会い一緒に踊る。試練で口の聞けないタミーノに嫌われたと思ったパミーノは短剣で自分の胸を刺そうとする。3人の童子がそれを止めて、ふたりで最後の試練に立ち向かう▽まとまってる2022/07/06
藤月はな(灯れ松明の火)
42
モーツァルトの有名なオペラ『魔笛』を絵本で紹介。オペラは敷居が高くてもこの絵本をきっかけにクラシックやオペラに興味を持ってくれる子供たちが増えたら嬉しいな。『魔笛』は最初に提示された善悪が立場によって逆転してしまうという構造や愛の為の試練、狭窄された思考から導き出されてしまう希死観念などの不条理をも描き出している点で特出しています。そして大人になって物語を知ると、CMなどで流れている「夜の女王のアリア」が実は毒親が嫌がる娘に対して娘の恩人を殺すように強いる場面の歌だと知って愕然としたものです。2025/07/12
ベル@bell-zou
28
大好きな『魔笛』の絵本を別売CD『はじめてのクラシック13・魔笛-まほうのふえ』の曲と共に。若かりし頃の古舘伊知郎さんのパパゲーノ役の語りがとてもテンポがよく『魔笛』の華やかさとぴったり。タミーノ&パミーナの王子様とお姫さまカップルよりも、やっぱり私はパパゲーノ&パパゲーナのカップルの方がちょっとオバカな感じで好きだな( ´艸`)。こんな楽しみ方ができるレビューをしてくれた読み友さんに感謝です。2018/09/16
matumoty
3
「魔笛」を全く知らない私にとっつきやすく読みました♪2020/09/11
ochatomo
1
オペラのあらすじを29頁の絵本に 別売CDは曲も収録 元本1989年 1991刊 はじめてのクラシックシリーズ2018/08/07