出版社内容情報
あかちゃんゾウのカミナリぼうやは、草原でゆかいにくらしていた。なかまたちとおにごっこをしたり、大すきなおばあちゃんオールドワンとぶらついいたり。でもある日、みつりょう者の放った一発の弾丸が、ぼうやの生活を永久に変えてしまった…。 幼児～
内容説明
あかちゃんゾウのカミナリぼうやは、草原でゆかいにくらしていました。草をかきわけ、なかまたちとおにごっこをしたり、大すきなおばあちゃんオールドワンとぶらついたり。でも、ある日、みつりょう者の放った一ぱつの弾丸が、ぼうやの生活を変えてしまったのです、永久に…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kawai Hideki
72
ゾウの絵本第三弾。生まれたばかりの子象の視点から描かれるゾウの群れの生活。優しいお母さんと、群れのリーダー格のおばあちゃんに囲まれてすくすく育つ。おばあちゃんの尻尾をひっぱったり、水辺でみずかけっこしたり。ところが、ある日、おばあちゃんは密猟者の凶弾に倒れるのだった。リーダーを失った群れは、おばあちゃんのなきがらに、代わる代わる草をかけて弔う。これは単なる「お話」として創作されたのかと思っていたら、解説でゾウの埋葬行動というのがあると知り、びっくり。他にも、妊娠期間が2年間だったりと、解説も充実。2016/07/03
遠い日
7
ゾウの一族と、その結束、愛情などを赤ちゃんの誕生から、祖母にあたるオールドワンの死までを通して描く。小さなカミナリ坊やのかわいさと成長の姿に、生きることのすばらしさを感じさせられる。そして、ゾウと人間の最悪の関係がここに描かれるのだ。群れのリーダー、オールドワンの死は、人間の勝手な行いのせいだった。懸命に生きるゾウたちの姿は、信頼と絆の強さに支えられ、逞しくも美しい。2014/03/18
踊れない人
3
図書館本・絵本。 仲間の構成のされ方、成長の仕方・埋葬もあるとは・・・。2016/07/08
ヒラP＠ehon.gohon
3
生まれたばかりの赤ちゃんゾウと、まごをかわいがって優しいおばあちゃんゾウのオールドワン。 大自然の中でとても家族的なゾウの世界でしたが、人間の放った二発の銃声が平和を壊してしまいました。 大自然の中では、自然でないものの怖さが動物たちの生態を壊してしまうのかもしれません。 ジョン・バトラーの動物を思いやる絵がとても臨場感をもって描かれていて、ゾウの心を感じさせました。2011/08/18
リアム
1
仲間の埋葬をするような賢い動物の唯一の敵とは…。子どもに読ませたい。2019/01/06
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