出版社内容情報
ある夜、三わのふくろうのひなが目をさますと、おかあさんがいない。どうしよう! ひなたちは木のえだにとまって、まつことにした。おかあさんは、なかなかかえってこない。ひなたちは…。しんと静かな夜の森、ひなたちのゆれる心を、美しく詩情豊かに描く。 幼児~
内容説明
ふくろうのひなたちがある夜目をさますとおかあさんがいない。しんとしずかな夜の森。みをよせあってママのかえりをまちわびるひなたちのふあんにゆれる心。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kayo
40
仕事中たまたま手に取りました。これ良いですね。お母さんふくろうはエサを取りに行き不在。暗い暗い森の中、不安そうな羽毛がふっわふわの3羽のひな。緻密な絵ですが、特別擬人化したように表情が書き込まれている訳ではないのに、まん丸なお目々がお母さんの帰りを3羽3様で心配してドキドキしている様子を語ります。最後はお約束、帰ってきたお母さんを迎え、安堵したひなふくろうたちが可愛い可愛い。良かった良かったと読む側もすっかり引き込まれて見守っていたことに気づくのでした。おしまい😊2020/10/24
小夜風
33
【図書館】か…可愛い♪三羽のふくろうのひな、フーにポーにピヨ。ある夜目を覚ますとお母さんがいない。いろいろ考える上のふたりに対し、「ママに会いたいよう!」しか言わない末っ子がもう愛しくて♪2014/09/21
みずたま
22
職場の絵本。読み聞かせ。夜の暗闇のなか、お母さんの帰りを待つフクロウの3きょうだい。心細さ、不安、待ち遠しさ…翻訳の文章も素敵でした。フクロウの3きょうだいの可愛いこと。特に末っ子のピヨにキュン❤︎ピヨのラストの言葉にじ〜ん・゜・(ノД`)・゜・。暖かい気持ちになれる。オススメ。2014/11/30
mntmt
18
原題:Owl Babies2016/03/15
春ドーナツ
16
過日。ふくろうと共同生活する女性の話を読んだ。研究所で冷凍されたラットを袋詰めでもらいうけ、電子レンジで解凍して与える。切り身だと反応しない、丸ごとだと獲物だと認識するらしい。実物よりも活字で読む動物たちに愛着を覚えるのはなぜだろう。図書館猫とか可愛くてたまらない。書影を見て心がふるえた。そっと抱きしめたくなるような愛らしさではないか。お母さんが食料調達に出かけた。三兄弟は心細い。その有様が繊細に描かれている。彼らの変わりに文庫本とヘッドライトを持参して留守番を代行してあげたい。でも私はお母さんではない。2019/11/20