出版社内容情報
クリスマスのころのお話です。森の中の小さな家に、はずかしがりのネズミが住んでいました。ネズミはいつも何かをかじりながら窓辺に座って外の世界にあこがれていました。そこに思いがけない訪問者が現れて…。友情の始まりを優しい、情感あふれるクリスマスの物語にしました。 幼児~
内容説明
クリスマスのころのお話です。森の中の小さな家に、はずかしがりのネズミが住んでいました。ネズミはいつも何かをかじりながら、窓辺にすわって、外の世界にあこがれていました。そこに、思いがけない訪問者があらわれて―。トニー・ジョンストンの情感あふれる語りくち、ダイアン・スタンレーの夢をさそうさし絵は、友情の始まりを優しい、クリスマスの物語にしました。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nyanco
7
小ぶりの可愛い絵本。ネズミの姿がとても愛らしい。森の中の小さな家に一人ぼっちで暮らすネズミ。チーズやロウソクをコリコリ、カリカリ…齧る音が淋しげ。外が気になるけれど恥ずかしがり屋で出ていけない…『はっぱは、おともだちになれないのね』とため息をつくねずみの姿が切ない。突然の来訪者コオロギに友達と言われ体を震わせるほど喜ぶネズミ。コオロギのおかげで世界が広がっていく様子がとても素敵です。こちらには画像が出ないのでブログに貼り付けておきました。2010/12/07
遠い日
4
ひとりぼっちのネズミにできた初めての友だち。その友だちに背中を押されるようにして、扉を開いたネズミのほんの少しの勇気。それは、心の扉を開くことでもあった。クリスマスの歌声が聞こえてきそうな雪降る夜のお話。2014/12/28