内容説明
ネコのニャゴマロは、エミリーというおんなのことくらしています。エミリーはだいじにしてくれるけど、ニャゴマロはぜんぜんきにいりません。だって、ニャゴマロがほしいのはぼうけんなんですから。あるひ、とうとういえをでたニャゴマロ。しかし…。
著者等紹介
ロイド,サム[ロイド,サム][Lloyd,Sam]
イギリスの絵本作家。ブライトン大学で美術を専攻、優秀な成績をおさめる。多くの子どもの本を世に送り出しているが、そのかたわら、子どもたちと壁画を制作するなどのボランティア活動もおこなっている。『ネコのニャゴマロ』は、2006年にブックトラスト等の賞を受賞しており、シリーズになっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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花林糖
20
(図書館本)エミリーに愛され平穏な生活のニャゴマロー。平穏=退屈なニャゴマローは家出を決行。その後の苦難でエミリーの愛を知る事に。再会後の笑顔が可愛らしい。2021/12/20
みさどん
13
ないものねだりってわかる。部屋の中で満たされていた長毛の猫は外の自由さが欲しくてたまらない。でも、家出をして野良になり、気ままに過ごした後は寂しさが募る。確かにそうでしょう。知人が救った野良猫は体中蚤だらけ、トカゲなどを食べて生き延びていたらしく内臓は傷んでいた。その三毛ちゃんは拾われて家の中の快適さを知り、外になんて出ていこうとこれっぽっちも思わなかったようで、のんびり家猫で今暮らしている。このお話の通りって感じ。2016/04/03
mntmt
6
失って初めてわかるもの…それは愛!2021/08/29
里中
6
ネコのニャゴマロは、エミリーという おんなのことくらしています。 エミリーはだいじにしてくれるけど、ニャゴマロはぜんぜんきにいりません。 だって、ニャゴマロがほしいのは『ぼうけん』なんですから。 あるひ、とうとういえをでたニャゴマロ。 しかし……! 幸せは当たり前に与えて貰ってる時は感じにくいけど、孤独や違う環境に飛び込むとふいに強く蘇るんだと思います。誰かが僕にとっても愛してると言ってくれる…って文はグッときました。うちの子もこういう風に思ってくれると良いな2010/05/19
がる
5
せまいお家の中だけで暮らすのはネコの習性として辛かったのかもね。 お家に帰れてよかった。2011/04/30