出版社内容情報
<グリム童話より>わがままなお姫さまが、求婚者たちに文句ばかりつけていた。怒った王さまは乞食と結婚させてしまう。あわれなお姫さまの運命はどうなるのでしょうか? 幼児~
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
花林糖
12
(図書館本)演劇形式の絵本。センダックのほのぼのとした絵がとても可愛らしい。子供達が主役なので殺伐としたお話もゆるーい感じで面白いです。2015/06/17
ヒラP@ehon.gohon
8
フェリックス・ホフマンの気品ある名作が、こんなにもドタバタ喜劇にリメイクされてしまうなんて…、センダックのエネルギーは半端ではありません。 子ども友だちが、お芝居俳優に参加して始めた「つぐみのひげの王さま」の劇は、お話がちょっとなげやりならば、絵もおふざけが詰まっていて…、これがセンダック風ですよね。 子どもたち、舞台監督のおおらかさに感謝しなくてはダメですよ。 そしてホフマンの絵本があったから、この絵本が面白いのだとも思いました。2016/02/29
ochatomo
3
KHM52 芝居仕立ての趣向 センダック氏の絵だけでは筋が説明しきれない 元本1973年 1987刊2018/03/13
透馬なごみ
3
全体的にほのぼのしてるなぁ、と。表紙をめくり、さらにめくると台詞がなくても絵物語ができるんじゃないかと思わず思ったくらい。これ全部で物語だと思っていいのか、それともおしばいが始まってからが物語なのか。どちらにせよ、とても楽しく読める。2014/04/12
のん@絵本童話専門
1
グリム童話の『つぐみひげの王さま』を演じることになった子ども達二人。舞台での演技っぽさがいい味を出しており、ちょい小生意気な子供が演じているからこその言葉遣いの悪さもある。モーリス・センダックの遊び心が加わって、一風変わった雰囲気が楽しめる一冊です。2023/10/08