出版社内容情報
森の少女ゼラルダは、お料理が大すき。ある日、町へお使いにいくとちゅう、おそろしい人喰い鬼とばったり出あうが、あんまり腹ぺこだった鬼はたおれてしまう。かわいそうに思ったゼラルダは…。すてきなお料理がいっぱい登場。国際アンデルセン賞受賞作家の傑作絵本。 小学校低学年~
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
322
ウンゲラーの絵と文。ここでも闊達な絵だ。風景やお料理はドイツ風。ウンゲラーはストラスブール生まれとのことだが、町の来歴からはさもありなんと思われる。さて、お話だが、読み聞かせに用いると最初は子どもたちが恐怖に陥りそうだ。なにしろ子どもを捕っては食べる人食い鬼のお話だから。もっとも、ウンゲラーが描く鬼は、今一つ怖そうではないのだけれど。ゼラルダが登場してから、お話は一気に平和な方へ展開してゆくが、エンディングにはやや唖然とする。子どもたちの反応はどうなのだろう。2023/12/02
gtn
54
気分が悪くて体が動かないと、娘ゼラルダを市に一人で行かせたのがそもそもの誤り。父が寝そべるベッドの横にウイスキーの瓶が。二日酔いに違いない。だが、底抜けに楽天的なゼラルダは、ピンチをすべてチャンスに変えていく。最後は悪人を善人に変えてしまう。並行して手塚治虫の「ブッダ」を読んでおり、テーマが重なって見える。2023/06/27
かおりんご
43
読み聞かせ(35)うけました!最後も一応ハッピーエンドで、子供たちが助かってよかったねっていう読み取りで。多くには触れませんでしたが。長いけれど、食べ物のところは美味しそうで、興味を引きます。2016/04/26
かおりんご
40
読み聞かせ(260)読み聞かせには、ちょっと長い。最後のページは、インパクト大だったようです。負の連鎖はなかなか断ち切れないのかな?2016/01/29
かおりんご
39
読み聞かせ(110)物語に入り込んで聞いていた。人喰いというのが、妖怪みたいで琴線に触れた様子。2014/08/26
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