出版社内容情報
天下の名歌手になろうと、ギターをかかえて旅にでた、ぶたのローランド。とちゅう、セバスチャンというきつねとであい、王さまとは知りあいだからお城へつれていってくれるという。ローランドは大よろこび。でもきつねはすきをみて、ローランドをたべちゃおうとしていたー? 幼児~
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆうゆうpanda
30
絵が可愛くて目についたので借りました。くいくいっと、勢いよくサインペンみたいなので描いた黒い線。そこに乗せられた絵の具が瑞々しくて綺麗です。ぶたのローランドはシンガーソングライター。村の祭を盛り上げます。仲間の薦めでもっと有名になるべく中央に出る旅へ。途中で狐に会いました。狐といえば騙し討ち。友達のふりして命を狙います。原宿とかでスカウトされる若い方!いい人ばかりじゃないからご注意を~という主題?見出だして助けてくれるのはライオンの王様。動物の話は面白くていいね。でも…肉食獣たちは何を食べたらいいのやら…2015/11/03
しぃ
15
なかなかブラックな展開なのについつい笑っちゃうのは、絵がとても良いから。動物たちの表情がとてもいい。お話としてはありがちかなー最後はちょっと物足りないかも。2023/07/19
ヒラP@ehon.gohon
15
物語といい絵といいスタイグらしい絵本です。 歌の上手なブタのローランドと、歌より食い気のきつねのセバスチャンの旅は危険いっぱいでしたが、最後にはローランドの歌声で救われました。 それも誰をも魅了する歌声を持っていたからこそですね。 ローランドのおっとり感と、きつね以外のだれもが応援したくなるオーラが絵にあふれているように思いました。2018/09/08
sui
12
ロバよシルベスターの作者、ウィリアム・スタイグさんの絵本。歌の上手なブタのローランド。ある日友達に言われた事から思い立ち、歌手になって富も名声も手に入れようと旅に出ます・・・。本当にこの人の絵本は、先が読めなくて、独特のユーモアがあって面白い。今回も主人公には、これでもか!と災難が降りかかります。でも最後はちゃんとハッピーエンドですよ。動物たちの表情が楽しいです。2016/06/29
シュエパイ
6
親しい仲間の前で歌う彼の歌声も、王様の前で歌う彼の歌声も、どちらも聞いてみたいのだけれど。本当に一番聞いてみたいのは、たった一人、孤独が胸から零れだして歌った、あの夜の歌声なのです。2016/04/03