出版社内容情報
うつくしい湖のそばに、あたらしいぞうの町をつくることになった。みんなで力をあわせ、いっしょうけんめいはたらいた。げきじょう、がっこう、テニスコートなどがつぎつぎとできてゆく。そして、はれやかな記念式典の日がやってきて…。 幼児~
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
276
ジャン・ド・ブリュノフ作(文も絵も)、矢川澄子訳。ブリュノフはこのシリーズ以外は知らないが、1931年に第1巻が刊行されてから続刊は実に50冊に及ぶそうだ。本書は日本語訳のシリーズでは第3巻目。別のところでは目にしていたが、絵本は初めて。絵は想像していたよりも色彩感に乏しい。しかし、造型的には個性的であり、長年にわたって(しかも各国で)人気を博してきたのも故なしとしない。お話は、よくいえば奔放な構成。その発想の飛躍するところがまた魅力なのかもしれない。2023/10/05
yomineko@ヴィタリにゃん
65
読み友様からのご紹介本です📙前に読んだポケット版の正規版らしく、お話が詳しかった。ババールが王様なら何が起こっても大丈夫で平和な国。最後は象の天使が大量に暑苦しく飛んできたけど(笑)可愛かった🐘🐘🐘2023/11/03
ふじ
19
3作目。ババール王が国に帰ってからのお話。王都を建設し、みな仕事を持って、子ども達はおばあさんの指導のもと学校に通うように。ぞうの国も随分と都市化が図られました。最後を除き平和なお話で、平和主義の息子は好きだったようです。建築物も好きだしね。2019/08/24
ツキノ
13
2日かけて読了。ババール、都をつくる決断。そしてまちづくり。皆がたのしくくらしはじめたところへ大事件が2つも!ババールのみた夢が象徴的。2012/04/02
北京ダック
12
おうさまのババール、きさきのセレスト、子ザルのゼフィール、仲良しのおばあさん、象の仲間たち。それぞれの登場する象たちが自分たちの国を建てるところから物語は始まります。建国される情景が、にぎやかに、そして登場する象や動物たちが愛らしく表現されています。ジャン・ド・ブリュノフの描く世界は、かわいらしく、さわやかに温かみを感じます。一枚一枚めくるページに出てくる絵は、ラウル・デュフィーの描く色彩を彷彿するものでした。2024/06/04