出版社内容情報
ことばから捉える現代の子どもの姿をエピソードから読み解く中で、子どもへの理解を深め、見逃しがちな子どもの声を聞くきっかけにしたり、子どもへの関わりの参考となる書。
子どもがどのようにことばを獲得しながら発達していくのかを、マンガエピソードを交えて紹介します。
解説では、発せられることばだけでなく、ことばにならないことばなど、子どもの気持ちやその背景を探りながら考察し、子どもへの理解を深めます。
著者が長年の研究を踏まえて、保育現場での困りごとや疑問などにも答え、保育者がどのように対応していくかのヒントとなります。
内容説明
こんな言動もしかして…子どものSOS?コロナ禍でのストレス?発達?スマホの影響?保護者の不安?
目次
序章 子どもたちのことばにおける現状(日常生活の中でのことばのやりとりが激減;乱暴なことば、攻撃的なことばで自分を防御しようとする、その心の背後にあるものは? ほか)
第1章 子どもがことばを獲得していくことの意味をエピソードから捉える(自我形成―自我の発達にことばがどう関与しているか;自己統制力が養われる ほか)
第2章 現在の子どもたちのことばをめぐる課題Q&A(1歳5か月男児―指さしするのになかなかことばらしいことばが出てきません。;1歳7か月女児―自分の思うとおりにならないと、物を投げたり奇声を発します。 ほか)
第3章 聴く力を育む(最初の3年間、みんな聞く力をもって生まれてくる;聞く力を育む保育実践―喜んで聞こうとする態度を育む ほか)
著者等紹介
今井和子[イマイカズコ]
元東京成徳大学子ども学部教授・立教女学院短期大学幼児教育科教授。子どもとことば研究会代表。23年間、東京都世田谷区と神奈川県川崎市の公立保育園に保育士として勤務し、その後十文字学園女子短期大学、お茶の水女子大学非常勤講師を経て、東京成徳大学子ども学部教授、立教女学院短期大学幼児教育科教授を務め、保育者養成に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。