出版社内容情報
歌が自慢でうぬぼれ屋のにわとりは、人気者の美しいバラと毎日ケンカばかり。
そんなある日、バラは切られてしまいます。
静まりかえった庭で喪失と悲しみを知ったにわとりが見たものは……
第一線で活躍するイラストレーターの初のオリジナル絵本。
レトロでカラフルな絵が印象的です。
内容説明
歌が自慢でうぬぼれ屋のにわとりは、人気者の美しいバラと毎日ケンカばかり。そんなある日、バラは切られていなくなります。静まりかえった庭でにわとりが見たものは…。イタリア・ボローニャ国際絵本原画展入選作家、レトロかわいい初のオリジナル絵本。
著者等紹介
スズキトモコ[スズキトモコ]
新潟県出身。武蔵野美術大学卒業。イラストレーターとして、広告、書籍、教材や教科書、旅行ガイドブック、キャラクターなどを中心に活動中。2023年、イタリア・ボローニャ国際絵本原画展に入選(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
fwhd8325
65
SNSのタイムラインに流れてきたこの表紙を見て、すぐに購入しました。とても鮮やかなにわとりです。それだけで幸せになれるような気持ちになります。物語も絵本らしい素直な展開です。2024/04/02
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
39
お互いの良い所を認め合った事で、これから見る世界も素敵に違って見える事でしょう。思った内容と違っていて、より一層この作品が好きになりました。レトロチックな絵、色合いも良かったです。2024/05/20
Cinejazz
21
〝小さな村の片隅に、お爺さんの家がありました。そこには、たくさんの花が咲いている小さな庭がありました。その庭に、歌が自慢のニワトリが暮らしていました。その自惚れやのニワトリは、美しいバラの花と喧嘩ばかりしていました… そんなある日、お爺さんが「ああ、なんて綺麗なバラなんだ。孫たちがやって来るから、テーブルに飾っておいてやろう」と言うと、バラの茎を切ってしまいました…。 喧嘩相手がいなくなったニワトリは、オンオンと声をあげて泣くのでした…〟喧嘩するほど仲が良かったと、相手を慕う気づきの涙絵本です。2025/06/01
ケ・セラ・セラ
18
アイボリーのベースに、朱と碧の色数も控えめに描かれた絵に、懐かしさを感じます。自分が誰よりも一番のにわとり。ケンカをしても、ケンカができる相手があってこそです。失ってはじめて今まで見ていたものの美しさに気づきます。後半は色も輝き鮮やかに。2025/05/19
花林糖
14
おじいさんの庭で飼われている気の強いにわとり。自分のトサカが自慢で庭の花々を醜いとバカにします。そんなある日庭にとても美しいバラが咲きました.....。想像していたよりもとても良いお話で◎。東欧風味のあるレトロな絵も◎。絵も色彩も可愛い。2024/06/10
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