出版社内容情報
くすのきだんちは野原がさしたパラソルのように大きな木陰をつくっています。
たくさんの動物たちが涼を求めてやってきました。
6階の“くるみてい”りすのコックさんは玄関の前にかき氷やさんをひらきました。
さるの大工さんは大きなシートを広げてくれました。
みんな気持ちよくお昼寝をしていると、いつのまにかシャツがなくなって大騒ぎ!
旅の途中のあらいぐまさんが親切に小川で洗濯してくれていたのです。
シリーズ第11弾のお話です。くすのきだんちの住人のほかにもたくさんの動物が登場します。
著者等紹介
武鹿悦子[ブシカエツコ]
1928年、東京都生まれ。2011年に第50回児童文化功労賞受賞、絵本『ぴっつんつん』(くもん出版)のフランス版が、「ナンテール市乳幼児読者賞2013」を受賞。2014年に詩集『星』(岩崎書店)により第54回日本児童文学者協会賞・第44回日本童謡賞、2016年童謡文化賞など受賞多数
末崎茂樹[スエザキシゲキ]
1948年、大阪府生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
がらくたどん
51
九月になって夜の虫の音が秋の気配。で、大好きな「くすのきだんち」の夏の思い出。暑い日でも大きな木陰は涼しくて、団地の皆さん、近所の皆さん、ついつい一休み。冷たいお水やかき氷もあるよ。あれ、見た事のない「しっぽ」の人は誰?木陰の葉擦れってそうか「海の音」みたいなんだ。ゆっくり木陰で佇んで、そのうちみんなお昼寝タイム。ところがところが、目を醒ましてみると?親切かお節介化はちょっぴり難しいところですが、「作者のことば」にあるように「なんだ~、ありがとう」の気持ちを大人も子供も楽しめたら良いですよね。2022/09/03
nana
50
初読み。シリーズ絵本みたい。イラストに癒される。2022/10/27
mug
43
暑い夏。 6階の りすのコックさんが開いた かき氷のお店は大盛況。 くすのきだんちの住人をはじめ、 涼み客が次々とやってくる。 その中に、見慣れない動物が一匹… 居眠りから覚めた みんなの混乱ぶり💦 そして、冷静な管理人のもぐ✨ 相手の親切な気持ちを まっすぐに受けとれるって やっぱり素敵だなぁ😊2022/11/15
あさみ
15
いろんな動物たちが暮らす「くすのきだんち」。ある暑い夏の日にやってきた知らないお客さんの正体は…。洗いたてのシャツは気持ちいいよね!2022/10/10
しらたえび
7
子供が小さい頃から読んでいるシリーズ。カケスの兄弟が大きくなってるよ!と嬉しそうにコメントしてました。私にはそんなに変わってないように思いましたが(笑)絵もストーリーもほのぼのした感じで、夏にぴったりの話です。6歳2022/08/12
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