内容説明
「クンタがベンチなら、ぼくはいすをつくろう。クンタにまけないくらい、すてきないすをつくるんだ。」きつねのグルルが作った大事ないす。でも大事にしすぎて友だちに触らせたくないグルル。そんなグルルに友だちは…。誰もが持つ心の葛藤を、表情豊かに楽しく描いた絵本。
著者等紹介
松岡節[マツオカセツ]
東京生まれ。13年間、奈良市立幼稚園で保育に携わる。NHK教育番組制作に参加するなどし現在に至る。’82ミセス童話大賞優秀賞受賞
いもとようこ[イモトヨウコ]
兵庫県生まれ。ボローニャ国際児童図書展エルバ賞、グラフィック賞を3年連続受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kazu_tea
10
お気に入りの物が大切すぎてなかなか使わない私の母のことを思い出しました。^^2012/04/27
里中
7
「クンタがベンチなら ぼくはいすをつくろう。 クンタにまけないくらい すてきないすをつくるんだ。」 一生懸命作った分、壊れてしまうのは悲しい。だから大事に大事にしまって見てるだけ…っていう気持ちは凄くよくわかります。私も作ったものじゃなくても本やラッピング用品はなるべく綺麗なままが良い!と大事にしまって眠らせてしまう事が多いです。 でも、最近になって沢山の人だったり用事で使われてクタクタになった物って素敵だなって感じるようになりました。人も物も沢山使われて経験を重ねた方が「良い味」を出すんですよね。2010/12/15
二条ママ
4
次女5歳。図書館本。大事なものだから、人に使って欲しくないのは分かるよね。キツネのグルルは偉いわ。シェアできる喜びは大きい。シェアができるお友達はもっと大事。2021/11/03
こどもふみちゃん
4
3・4・5・6・7さいむけ。 いくら大事でも使わないとその価値は出ませんね。見せるだけではお友達は喜びません。子供と一緒に味わいたい、こころの絵本。2010/06/20
しお
1
ひな3歳8ヶ月読み聞かせ お姉ちゃんの習い事の待ち時間に。 最後に「よかったねえ」としみじみ。皆で仲良くできたのがよかった!ということは伝わっていたようです。2018/07/06
-
- 和書
- 来世は英国で