内容説明
ホルモンによる液性調節系を取り上げ、多くのホルモンの単離、その機能と受容体の解析、さらには無脊椎動物から脊椎動物まで多種多様な内分泌調節の機構を、研究の歴史をたどりながら解説。またゲノム情報に基づく研究や病気との関連など、最新の解析法をまじえて詳解。
目次
序章 温故知新:エストロゲン受容体に関連する研究の歴史
1章 下垂体ホルモンの多様性
2章 生殖機能の神経内分泌メカニズム
3章 環境物質の内分泌現象
4章 昆虫の内分泌学
5章 脳ホルモンの新領域
6章 恒常性(ホメオスタシス)とホルモン
7章 内分泌機構の進化―ナメクジウオの内分泌学
著者等紹介
長濱嘉孝[ナガハマヨシタカ]
水産学博士。1971年北海道大学大学院水産科学研究科博士課程修了。1974年生物科学総合研究機構基礎生物学研究所助教授。1986年岡崎国立共同研究機構基礎生物学研究所教授。2004年自然科学研究機構基礎生物学研究所副所長(併任)
井口泰泉[イグチタイセン]
理学博士。1976年岡山大学大学院理学研究科修士課程修了。1981年理学博士(東京大学)。1980年横浜市立大学助手。同大学助教授、教授を経て、2000年岡崎国立共同研究機構(現自然科学研究機構)教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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