内容説明
一分子イメージング、再生医療工学、ストレスフルな社会を反映して急増する「こころの病」や筋ジストロフィー、その他の発達障害、アルツハイマーやパーキンソン病といった神経変性疾患の先進の研究を紹介する。
目次
1 情動と高次脳機能(脳のなかの地図、社会のなかの脳;感情の生成―恐怖と“こころ”;脳・神経系の設計図に迫る ほか)
2 ストレスと免疫応答(ニューロトロフィンと精神疾患;ストレス性精神疾患とHPA;神経免疫学序論 ほか)
3 神経性疾患とその治療(GPCRと神経再生;軸索変性過程;神経変性疾患研究の進歩と今後の課題 ほか)
著者等紹介
高坂新一[コウサカシンイチ]
1977年慶應義塾大学大学院医学研究科修了(医学博士)。慶應義塾大学医学部生理学教室助教授を経て、現在、国立精神・神経センター神経研究所所長。その間、ミシガン大学精神保健研究所研究員、東邦大学医学部客員教授、慶應義塾大学医学部客員教授、早稲田大学理工学部客員教授、九州大学薬学部非常勤講師などを兼任。厚生労働省厚生科学審議会専門委員、文部科学省科学技術・学術審議会専門委員、日本学術振興会特別研究員等審査会専門委員をつとめる
中村俊[ナカムラシュン]
1977年東京大学大学院理学系研究科修了(理学博士)。東京大学医科学研究所助教授を経て、現在、国立精神・神経センター神経研究所診断研究部長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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