内容説明
本書はバイオテクノロジーを育種手法の一つとして位置づけ、植物育種の流れに沿って新旧の育種技術を織り交ぜながら具体的に解説したものである。上巻の本書は基礎編として、遺伝学の基礎知識を前提とした、遺伝資源と育種計画、遺伝変異の作出、集団構造と選抜理論の3部から構成されている。
目次
第1部 遺伝資源と育種計画(進化に伴うDNAの多様性;植物の栽培化と作物の起源;遺伝資源の収集・保存・利用;育種計画)
第2部 遺伝変異の作出(人工交配;染色体操作;突然変異の誘発;組織・細胞培養;細胞融合;DNA組換え)
第3部 集団構造と選抜理論(自殖性植物集団の遺伝的解析;他殖性植物集団の遺伝的構造;ダイアレル分析;遺伝子型×環境交互作用;乗換えと連鎖ブロック;RFLPと連鎖地図作成;圃場試験法)