内容説明
本書は、工学の分野で流体力学を初めて学ぶ人たちのための教科書である。大学初年までの物理と数学の知識のみを前提として理解できるよう留意し、基礎的事項から、音波、衝撃波、エネルギー変換など流体力学の応用までを詳しく解説する。特に、流体の流れの現象をイメージしながら、それを数学的にどのように表現するかを心がけ、例題や問題を通して理解と解析的実力を養えるようにした。本書を学ぶのに必要な数学は付録に詳しく説明されている。
目次
1 流れの運動学
2 流体内の応力
3 基礎方程式と初期条件、境界条件
4 流れの分類
5 理想流体の流れ
6 粘性流体の流れ
7 乱流
8 圧縮性流体の流れ
9 運動量と角運動量の定理
10 流体力によるエネルギー変換
著者等紹介
藤川重雄[フジカワシゲオ]
1948年茨城県に生まれる。1976年京都大学大学院工学研究科機械工学専攻博士課程単位取得退学。1980年工学博士(京都大学)。京都大学助手、東北大学助教授、富山県立大学教授を経て1999年北海道大学大学院工学研究科教授
武田靖[タケダヤスシ]
1946年宮城県に生まれる。1976年東北大学大学院工学研究科原子力工学専攻博士課程単位取得退学。1979年工学博士(東北大学)。1996年博士(理学)(東京大学)。東北大学助手、スイス国立パウル・シュラー研究所上席研究員を経て2002年北海道大学大学院工学研究科教授
矢野猛[ヤノタケル]
1961年大阪府に生まれる。1987年京都大学大学院工学研究科航空工学専攻修士課程修了。1995年博士(工学)(北海道大学)。北海道大学助手を経て2002年北海道大学大学院工学研究科助教授
村井祐一[ムライユウイチ]
1961年石川県に生まれる。1987年東京大学大学院工学研究科機械工学専攻博士課程中途退学。1995年博士(工学)(東京大学)。福井大学助手、助教授を経て2002年北海道大学大学院工学研究科助教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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