内容説明
大学において初めて通信技術を勉強する学生を対象に、ネットワークの構成と仕組み、インターネットの基礎についてできるかぎり平易に解説した教科書である。次の特色をもつ。電話網技術とインターネット技術を対比しながら説明。ネットワークと社会の関わりにもふれる。原理だけでなく実用的な運用技術も説明。一般に知られていないネットワークシステム設計のコンセプトを紹介。数多くの工夫した図を用い、技術の背景とともに、発展過程も解説しているので、理工系の学生のみならず文系の学生や社会人にも興味をもって読める内容となっている。
目次
情報通信ネットワークと社会環境
信号を伝える技術
アナログ信号とディジタル信号
信号の役割と性質
ネットワークの接続制御
接続制御番号の仕組み
ネットワーク接続制御の例
ネットワークのアーキテクチャ
ネットワークの運用
ネットワークセキュリティとプライバシー
インサーネットとインターネット
IPデータグラム
インターネットの監視と試験
TCPコネクション
ドメインネームシステム
著者等紹介
水沢純一[ミズサワジュンイチ]
1967年東京大学工学部電子工学科卒。同年日本電信電話公社入社。1973年フランスグルノーブル大学情報科学研究所留学。1989年工学博士。1990年東京大学工学部電子情報工学科助教授。1993年NTTマルチメディアネットワーク研究所特別研究室長。1999年NTTアドバンステクノロジ株式会社技師長。2000年青山学院大学理工学部情報テクノロジー学科教授(現職)
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