内容説明
本書は、アナログ回路設計論を体系化したものである。アナログ電子回路の基本的な動作から、これを集積回路化した場合の素子の効果を考慮した解析、集積回路特有の回路設計、さらにアナログ集積回路の集大成である演算増幅回路、また雑音解析に至るまで、アナログ集積回路の設計技術者には不可欠の内容がすべて盛り込まれている。特に、具体的な設計パラメータが随所に記載されており、実際に回路を設計し、それを計算機解析するのに極めて好都合となっている。第4版では、CMOS技術を中心としたシステムLSI向けの回路設計の内容に大幅に見直し拡充している。
目次
1 集積回路能動素子のデバイスモデル
2 バイポーラ、MOS、BiCMOS集積回路の製造プロセスとデバイス技術
3 1個および数個のトランジスタからなる基本増幅回路
4 カレントミラー回路、能動負荷回路、規準電圧回路
5 増幅器の出力段
6 基本演算増幅器―シングルエンド出力
著者等紹介
浅田邦博[アサダクニヒロ]
1975年東京大学工学部電子工学科卒。1980年工学博士。現在、東京大学大規模集積システム設計教育研究センターセンター長・教授
永田穰[ナガタミノル]
1956年東京大学工学部電気工学科卒。1966年工学博士。1985年(株)日立製作所理事、中央研究所技師長。1993年紫綬褒章。1998年同社退職、(株)日立製作所名誉嘱託、現在に至る。IEEE Life Fellow Member
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