内容説明
経済現象における「事実」の多くは統計的方法をつうじて把握される。調査対象の確定→調査の実施・データの採集→必要と目的に応じたデータの加工という一連の作業から経済統計は「作られる」のである。本書では統計学の理論を論じるのではなく、経済のつかみ方―経済統計の作成作業の考え方と実際が、ひとつながりの流れとして具体的に描かれている。
目次
事業所・企業の行政記録情報
ビジネスレジスター
経済センサス(基礎調査;活動調査)
工業統計調査
商業統計調査
産業連関表
個人・世帯の行政記録情報
国勢調査
家計調査
消費者物価指数
著者等紹介
清水雅彦[シミズマサヒコ]
1968年慶應義塾大学経済学部卒業。1973年慶應義塾大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。1974年慶應義塾大学経済学部助手、専任講師、助教授を経て、1988年慶應義塾大学経済学部教授。現在、慶應義塾常任理事
菅幹雄[スガミキオ]
1991年慶應義塾大学商学部卒業。1996年慶應義塾大学大学院商学研究科博士課程単位取得退学。1996年東海大学教養学部助手、専任講師を経て、2001年東京国際大学経済学部助教授、教授を経て、法政大学経済学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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