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心理学の世界
文化心理学〈下〉心がつくる文化、文化がつくる心

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  • サイズ B6判/ページ数 199p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784563058890
  • NDC分類 361.5
  • Cコード C3311

内容説明

心のあり方やはたらきは、文化によってどのように異なるのか?なぜ心のはたらきに文化差が生まれるのか?こうした問いに対する答えを求めて過去20年間に急速に発展した文化心理学の成果を、北米と日本で活躍する研究者が解説した入門書。研究の網羅的紹介でなく、身体をもつ社会的な存在としての人間、意味の網の目にとらわれた文化的存在としての人間、という人間の社会性における二つの異なる側面に複眼的に迫る。

目次

6章 世界観と思考―世界のとらえ方が心の働きに及ぼす影響(名誉の文化;カテゴリーと家族的類似性 ほか)
7章 世界観と知覚―ものを見るときの構えが私たちの知覚に及ぼす影響(錯視の文化差;ウィトキンらの研究 ほか)
8章 文化と言語―言葉の違いが心理プロセスに及ぼす影響(言語相対性仮説;助数詞の影響 ほか)
9章 文化と制度―文化は私たちがつくるもの(生態環境が生みだす文化;知の伝承アプローチ ほか)
10章 「生き方の科学」としての文化心理学―学問的発展のための二つのアプローチ(文化的存在としての人間、社会的存在としての人間;人間の総合的理解に向けて ほか)

著者等紹介

増田貴彦[マスダタカヒコ]
2003年ミシガン大学大学院心理学部博士課程修了。2003年Ph.D. in psychology。現在、アルバータ大学心理学部アシスタント・プロフェッサー

山岸俊男[ヤマギシトシオ]
1980年ワシントン大学大学院社会学研究科修了。1981年Ph.D. in sociology。現在、北海道大学大学院文学研究科教授、社会科学実験研究センター長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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