内容説明
身体運動を手がかりとした新たな人間理解を促すであろうスポーツ心理学について、多岐にわたる領域をバランスよく解説し、その全体像を描くことをめざした書。からだ・運動と心の接点として、制御、学習、指導、発達、動機づけ、参加と離脱、パーソナリティ形成、メンタルヘルス、メンタルトレーニング、スポーツカウンセリングをとりあげ、その基礎から最新研究まで紹介・解説する。
目次
スポーツ心理学とは―体育心理学からスポーツ心理学へ
運動の制御―身体運動はいかに制御されているか?
運動技能の学習―運動技能はいかにして獲得されるか?
運動技能の指導―運動技能を指導する際に知っておくべきことは何か?
発達と運動―発達における運動のもつ意味、そして運動発達の機序は?
スポーツと動機づけ―スポーツへの意欲を育てる
スポーツと指導者―選手が生きる環境をつくる
スポーツへの参加と離脱―継続を促す指導法を考える
スポーツとパーソナリティ―パーソナリティ形成におけるスポーツ経験
運動とメンタルヘルス―体にはたらきかけて心を動かす
メンタルトレーニング―スポーツ選手の「心」の強化法
スポーツカウンセリング―スポーツ選手の心理的問題
著者等紹介
中込四郎[ナカゴミシロウ]
1977年東京教育大学大学院体育学研究科修了。1992年博士(体育科学)。筑波大学大学院人間総合科学研究科教授
山本裕二[ヤマモトユウジ]
1982年筑波大学大学院体育研究科修了。2001年博士(体育科学)。名古屋大学総合保健体育科学センター教授
伊藤豊彦[イトウトヨヒコ]
1979年筑波大学大学院体育研究科修了。島根大学教育学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。