内容説明
心理学のなかでは比較的新しい分野であるカウンセリング心理学について、その理論的側面や技法を解説するとともに、実際のカウンセラーがどのような現場で実践を行うのかについても紹介。カウンセラーの資格や倫理、責任についてもふれ、カウンセラーのあり方について議論を深めている。カウンセラーを目指す人々にとって必要な情報がわかりやすくまとめられた入門書。
目次
1章 現代社会とカウンセリングの必要性―私たちを取り巻く複雑な環境と心理的苦悩
2章 カウンセリング理論と人間観―重要な5つのアプローチの理論とその人間観を中心に
3章 カウンセリングの諸技法―実践におけるカウンセラーの仕事
4章 職場のメンタルヘルスとカウンセリング―働く人たちのメンタルヘルスと心の病
5章 ストレスの心理とカウンセリング―ストレスはどのようにして人に影響を及ぼすのか
6章 カウンセラーの資格―乱立する諸資格のなかからどれを選ぶか
7章 カウンセラーの責任と倫理―倫理はクライエントとともにカウンセラー自身も守る
8章 カウンセラーの限界―「限界を知ること」が真のカウンセラーである
9章 カウンセラーの仕事と職域―どんな職場でどんな仕事をするか
著者等紹介
松原達哉[マツバラタツヤ]
1965年東京教育大学大学院教育学研究科修了。2009年博士(心理学)。現在、東京福祉大学大学院教授、同心理学部長
松原由枝[マツバラユエ]
2005年博士(文学)。現在、川村学園女子大学大学院教授、同心理相談センター長
宮崎圭子[ミヤザキケイコ]
2000年立正大学大学院文学研究科後期博士課程単位取得研究指導修了満期退学。2003年博士(文学)。現在、跡見学園女子大学准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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