出版社内容情報
認知行動療法を現場で使えるようになることを目指す実践的解説書。図表やイラストを多用して学習理論と行動療法について解説した後、各種障害に対する認知行動療法の治療効果や治療手順を事例とともに具体的に紹介。
内容説明
認知行動療法とは、変容可能な認知と行動に働きかけて、不適応を改善していく治療法である。本書は、図表やイラストなどを多用し、認知行動療法を臨床の現場で使うことができるようになることを目指した実践的な解説書である。前半では、まず学習理論と行動療法の基礎について一通り解説したあと、認知行動療法における認知のとらえ方について具体例を入れながらわかりやすく概説する。後半では、うつ病、全般性不安障害、パニック障害、社会不安障害、強迫性障害などの各種障害に対する認知行動療法の治療効果や治療プロトコルについて提示し、各治療セッションの進め方を事例に則した逐語記録例とともに、具体的に紹介している。
目次
第1章 行動療法と認知行動療法
第2章 学習理論と行動療法
第3章 認知行動療法における認知のとらえ方
第4章 うつ病の認知療法の実際
第5章 全般性不安障害に対する認知行動療法
第6章 パニック障害に対する認知行動療法
第7章 社会恐怖(社会不安障害)に対する認知行動療法
第8章 強迫性障害の認知行動療法
第9章 その他の認知行動療法の方法
著者等紹介
福井至[フクイイタル]
1982年早稲田大学第一文学部心理学専攻卒業。1989年早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程心理学専攻単位取得退学。1990年札幌大学女子短期大学部講師、助教授。1996年北海道浅井学園大学人間福祉学部助教授。2002年東京家政大学文学部助教授。2008年東京家政大学/東京家政大学大学院教授。赤坂クリニック非常勤。臨床心理士、博士(人間科学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。