内容説明
人間を人間たらしめているものとは何なのか?本書は、ダーウィンの歴史的名著『種の起源』に倣った書名どおり、「心の起源」について探求し、人間の心が、なぜ、どのようにしていまあるような機能に進化してきたのかについて論じたものである。これまで別々に行われていた知能研究と心の進化の研究を統合するため、心理学・霊長類学・人類学・進化生物学などの膨大な研究をていねいに検証して、幅広い視点から積み重ねるようにその結果を統合していく。
目次
1章 導入と概念
2章 自然淘汰と性淘汰
3章 ホミニッドの進化とコントロールへの動機
4章 脳と認知の進化と発達
5章 ヒトの心のモジュール領域
6章 ヒューリスティクスとコントロールされた問題解決
7章 コントロールにかかわるメンタルモデルの進化
8章 一般知能の進化
9章 現代社会における一般知能
著者等紹介
小田亮[オダリョウ]
1996年東京大学大学院理学系研究科生物科学専攻博士課程修了。博士(理学)。1999年名古屋工業大学講師。現在、名古屋工業大学大学院工学研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 内科レジデントアトラス