内容説明
近年、いじめ、ひきこもり、不登校、暴力、非行、キレるなど、子どもの反社会的行動が問題視されている。このような子どものこころの変化について、日本学術会議第19期では、「子どものこころ特別委員会」を組織し、学術的に研究討議してきた。本書は、その成果である提言内容をわかりやすくまとめたものである。子どもの健全な心身の発達や健やかな人格形成を願って、現代っ子の問題点を明らかにし、その対策等について、心理学、教育学、医学、法学、栄養学、建築学など様々な分野から具体的に紹介する。子どものこころの問題、しつけ等に関心を持つ多くの人達にぜひ、読んでいただきたい書である。
目次
第1部 子どもの発達とこころ(子どもの発達とこころ;こころの座としての脳の発達 ほか)
第2部 子どもを取り巻く社会環境(乳幼児の子どもの世界;子どもと学校生活 ほか)
第3部 子どもと家庭環境(健やかな心身を育む生活習慣;子どものこころと食生活 ほか)
第4部 親子関係(子育て意識;子育て支援 ほか)
著者等紹介
田中敏隆[タナカトシタカ]
文博。1949年東京文理科大学心理学科卒業。1985年大阪教育大学名誉教授。1998年神戸女子大学名誉教授
松原達哉[マツバラタツヤ]
1965年東京教育大学大学院博士課程教育心理学専攻修了。東京福祉大学大学院特任教授、岐阜女子大学大学院教授、総合カウンセリング研究所所長
金澤一郎[カナザワイチロウ]
医博。1967年東京大学医学部医学科卒業。現在、国立精神・神経センター総長、宮内庁長官官房皇室医務主管、第二〇期日本学術会議第二部部長、東京大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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