内容説明
環境汚染、森林破壊、地球温暖化、生物多様性の破壊、…。私たちは、「教わること」ではなく「学ぶこと」によってのみ、環境や社会を維持し、現在の危機的状況をよい方向へと再構築することができる。本書は、「持続可能な社会のための環境学習」を考えるための見方・考え方について、実際の現場で活動・研究している執筆陣が、国連「持続可能な開発のための教育の10年」に対する実践的・理論的な提案となることを加味しつつ書き下ろされたものである。
目次
自然観の先祖返り
生態系とブナ林・人
生物文化多様性と農山村社会
大人の自立と市民の環境活動
廃棄物問題からみた循環型社会づくり
国際連合とゼロエミッション
地球環境時代の企業価値
信仰樹と環境学習
深呼吸して環境倫理
地域に根ざした学び
学校での環境学習の可能性
環境が情報に出会うとき
環境保全と環境教育にかかわる法制度
学校で環境を学ぶ教育制度
環境教育の普及を求めて
著者等紹介
木俣美樹男[キマタミキオ]
1972年静岡大学理学部卒業。1974年東京教育大学大学院修士課程修了。東京学芸大学環境教育実践施設教授、東京学芸大学連合大学院教授。農学博士
藤村コノヱ[フジムラコノエ]
1976年千葉大学教育学部卒業。エコ企画代表取締役、NPO法人環境文明21専務理事、環境文明研究所主任研究員
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