内容説明
不登校、いじめ、校内暴力、学級崩壊など、学校を取り巻く問題・事件に対処していくために、今、教育現場でのカウンセリングが注目されている。本書は、著者の長年の教育経験・臨床経験を通し、教師としてカウンセリングに携わるとすれば、どこまでの専門性を身に付けたらよいのか、教師としての立場を明確にした上でスクールカウンセラー制度をどう受け入れ、活用したらよいのかが具体的に述べられている。付録に著者の椙山女学園大学における最終講義が掲載されている。
目次
第1部 カウンセリングと教師(いま教師カウンセラーのなすべきこと)
第2部 カウンセリングと教育(学校カウンセリングの気運;学校カウンセラーの役割;学校カウンセリングの問題点;現代の不適応について;よりよい教師であるために;教師カウンセラーの陥りやすい盲点)
第3部 カウンセリングと学校教育相談(学校カウンセリングの問題点)
付録 カウンセリングと私