内容説明
本書は「無意識」の側から、認知や行動、学習、社会、性格、発達、障害、臨床などの心理学の各領域を考察した入門的解説書。サブリミナル現象、潜在意識、記憶、性格などの興味ある話題を日常的視点から紹介し、心理学を楽しみながら、なおかつ専門的に学んでもらおうという意図で編集されている。
目次
序章 無意識とは何か
１章 自覚なき知覚と記憶―潜在意識の誘惑
２章 統制できないタバコと運転
３章 迷路をいくネズミ―気づいてない「学習」
４章 思わず選んでしまう理由
５章 あいまいな日本の私―自分でもわからない自分の性格
６章 親子関係をめぐる３つの神話―エディプスの神話・母性神話・三歳児神話
７章 障害児の存在が問いかけるもの―私たちへの問い・人間存在への問い
８章 「私」を守る無意識のメカニズム
９章 箱庭の中の私
１０章 私の知らない私―解離性障害
１１章 カウンセリングの落とし穴―転移と逆転移
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