内容説明
複雑な理論的背景をもつ各種心理療法の基本的知識と、実際の臨床現場で必要な心がまえや技法などをわかりやすく紹介したテキスト・参考書。『やさしく学ぶ心理療法の基礎』の続刊本として、より専門的で実践的な内容となっている。前作と同様、章末に「サイコセラピー練習」を設け、それぞれの心理療法を体験できるように工夫されている。
目次
現代の精神分析1―自我心理学の立場による精神分析的療法
現代の精神分析2―対象関係論の展開:ポスト・クライン派
日本人の心の分析―日本における精神分析の流れ
夢やイメージを媒介とした個性化への歩み―ユング派の分析心理学の実践
遊びを通して子どもの心を理解する―プレイセラピー
外来森田療法の発展―今日の森田療法
心と身体のつながり―ダンス/ムーブメントセラピー
ことばにならない世界をともにする―表現療法
自分の内面と語り合う―イメージ療法
考えや行動を柔軟にする―認知行動療法
ストレスに対処する―ストレス・マネジメント
自分の内面に丁寧に触れる―フォーカシング
著者等紹介
窪内節子[クボウチセツコ]
1972年横浜国立大学教育学部卒業。1981年国際基督教大学大学院教育学研究科(教育心理専攻)博士前期課程修了。2006年名古屋大学大学院教育発達科学研究科(心理発達科学専攻)博士後期課程満期退学、博士(心理学)取得。現在、山梨英和大学人間文化学部教授。臨床心理士。日本学生相談学会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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