内容説明
本書は、化学の基礎である化学結合と分子構造を理解するために必要な基礎事項をバランスよく選定し、過不足なく説明したものである。扱う分子は基本的な水やアンモニアから、有機分子一般、さらには複雑な錯体、有機金属化合物まで幅広く網羅している。説明にあたっては、やさしく、わかりやすいことを第一に、文章は簡潔に述べるように心掛けている。そのため、理解を助けるよう丁寧に描かれた図版を多用している。化学結合と分子構造の面白さを発見し、化学に興味をもつことができる一冊である。
目次
原子構造と電子配置
化学結合の種類
混成軌道の結合
水の結合と配位結合
結合のイオン性と分子間力
非局在二重結合
置換基の結合
特殊な結合
芳香族の結合
不安定中間体の結合
無機化合物のσ結合
無機化合物のπ結合
錯体の結合
超分子の結合
著者等紹介
齋藤勝裕[サイトウカツヒロ]
1974年東北大学大学院理学研究科化学専攻博士課程修了。現在、名古屋工業大学名誉教授、理学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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