内容説明
本書は、持続可能な社会構築を目指す21世紀において、より多く粉を知り、粉を積極的に利用して、快適な生活を送るための入門書である。まず、粉にする理由から、粉の造り方、様々な特性について紹介する。次に、粉を分ける、集める、混ぜる、固める、乾かす方法を記述する。また、粉と産業の関連、リサイクル、環境保全への貢献についても触れた後、最後にメカノケミカル効果の工学的利用までを説明する。豊富な図表を駆使して丁寧に解説し、内容の充実をはかっている。
目次
1 粉と生活
2 粉にする理由
3 粉を造る
4 粉を測る
5 粉の特性
6 粉を扱う
7 粉と産業
8 粉とトラブル
9 粉と環境
10 新たなる粉への挑戦
著者等紹介
斎藤文良[サイトウフミオ]
1972年山形大学大学院工学研究科化学工学専攻修士課程修了。現、東北大学多元物質科学研究所教授。工学博士
加納純也[カノウジュンヤ]
1995年同志社大学大学院工学研究科工業化学専攻博士課程後期課程単位取得退学。現、東北大学多元物質科学研究所助手。博士(工学)
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